ワンタップバイ(One Tap BUY)の米国株取引と手数料の罠

スマホで手軽に株式取引ができるワンタップバイ(One Tap BUY)。

気になる手数料の仕組みと、米国株や主に初心者の長期投資に向かない理由を解説します。

以前、記事を書いたLINE証券とは異なり、当ブログではワンタップバイ(One Tap BUY)のサービス自体にはそれほど否定的ではありませんが、やはり米国株や長期投資と言う観点からは残念ながらおすすめはできません。

LINE証券に興味がある方は以下の記事をご覧ください。

▼LINE証券、手数料ゼロの罠! スプレッド型ビジネスモデルとは?

最近、お手軽な株式投資としてLINE証券が注目されています。 結論から言うと、僕はLINE証券はおすすめしません。 理由...

それでは、その理由を解説していきましょう。

ワンタップバイ(One Tap BUY)の手数料は明朗だが安くはない

ワンタップバイ(One Tap BUY)もLINE証券と同様に売買手数料は存在せず、スプレッドと言う方式で手数料相当額が取られます。

しかし、LINE証券のようにスプレッドの比率を証券会社の方で自由に変えるタイプではなく、固定比率にしているため、一定の割合で手数料が取られるのとほぼ同じです。

その額は、以下の通りとなります。

▼日本株の場合

  • 買付、売付とも基準価額の0.5%

▼米国株の場合

  • 米国市場の時間内取引の場合は基準価額の0.5%
  • 米国市場の時間外取引の場合は基準価額の0.7%

この場合、例えば1000円の国内証券を買おうとすると、買付価格が1005円と表示され、売付価格が995円と表示されます。

つまり、買付の場合は手数料分を足した額が価格に上乗せされ、売付の場合は手数料分を差し引いた額が価格から引かれているという訳です。

国内証券の場合は、1株単位で取引できるミニ株などのサービスと比べても高くはありません。

一方、米国株の手数料は、米国株を取り扱う代表的なネット証券と比べると高いですね。

SBI証券、マネックス証券、楽天証券の3社の米国株の取引き手数料は一律0.45%です。

2019年7月22日(月)より前でしたら、最低手数料が5ドルだったのでワンタップバイ(One Tap BUY)の方がお得な場合がありましたが、2019年7月22日(月)以降は3社とも最低手数料が0ドルになったため、これらネット証券3社の方がお得です。

特に、米国市場の時間外取引ではさらに高くなるので注意が必要です。

そして、ワンタップバイ(One Tap BUY)には他にも意識する必要のある手数料が存在します。


ワンタップバイ(One Tap BUY)では、無意識の内に為替手数料が取られまくる?

米国株の売買をする際に忘れちゃいけないのが為替手数料です。

これは、ドル→円、円→ドルの換金をする際に取られます。

一般的には、スプレッド方式で課金され、ドル-円の交換の場合は通常1ドル当たり○○銭と言う形で表されます。

そして、ワンタップバイ(One Tap BUY)の為替手数料は35銭のスプレッドとして自動的に取られます。

一方、米国株を扱う代表的なネット証券3社の為替スプレッドは25銭

ワンタップバイ(One Tap BUY)の方がちょっと高いですね。

また、ワンタップバイ(One Tap BUY)の場合、どうやら米国株の売買や配当の受け取りがすべて円でなされるようです。

これが実はクセモノだったりします。

日本円で米国株を買う時は、円をドルに換えて米国株を買います。

ここまでは良い。

米国株を売った場合の代金や配当を受け取る場合、米国株を扱う普通のネット証券ではドルのまま受け取り、それらをそのまま再投資します。

なぜなら、そこで円に戻して、米国株を買う時に再度ドルに戻したりを繰返すと、その都度手数料が取られて損をするからです。

ワンタップバイ(One Tap BUY)では、これを強制的に繰り返される仕組みになっているようです。

これは、痛いですね。



ワンタップバイ(One Tap BUY)では、入出金で振込手数料が地味にかかる

代表的なネット証券では、手数料無料の入出金方法が一般に利用されているのですが、ワンタップバイ(One Tap BUY)では連携先の銀行口座から株式等を購入するために入金する場合は、金額が2万円以上の場合を除いて、なにがしかの振込手数料などが発生します。

そして、出金をする場合も普通に振込手数料がかかる。

普段、こう言った手数料がゼロのネット証券を使っている身としては、この仕組みはちょっと嫌ですね。


ワンタップバイ(One Tap BUY)の取扱い銘柄数はどれくらい?

ワンタップバイ(One Tap BUY)の2019年9月3日現在における、取扱い銘柄数は以下の通りです。

▼日本株

  • 37の個別銘柄
  • 日経225連動型上場投資信託
  • 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信
  • 日経平均インバース・インデックス連動型上場投信

▼米国株

  • 37の個別銘柄
  • SPDR(スパイダー)S&P500 ETF
  • Direxion Daily S&P500 Bull 3X ETF
  • Direxion Daily S&P 500 Bear 3X ETF

平たく言うと、日本株、米国株とも37の個別銘柄と市場平均のETF、市場平均にレバレッジをかけたETF、市場平均と逆の動きにレバレッジをかけたETFをそろえているということです。

短期トレードをするには銘柄数が圧倒的に少ないし、長期投資をしようにもこの銘柄数ではさすがに少な過ぎますね。

当ブログでは、初心者にはリスクの低い投資信託やETFから入ることをおすすめしてるのですが、そのETFにしても選択肢が少な過ぎてさすがに困ってしまいます。

特にレバレッジをかけたETFは、初心者はエントリーに遅れたり、売るタイミングを間違えて失敗する可能性が高いので、僕はおすすめしません。

「では、どうすれば良いの?」

そう途方に暮れてしまった方には、我田引水にはなりますが当ブログで提案している3ステップ投資法でじっくり投資を学びながらお金を増やすことをおすすめします。


初心者でもラクラク! 3ステップ投資法とは?

米国株にチャレンジするのに躊躇する初心者にもピッタリな投資法である3ステップ投資法は、以下の3つのステップから成り立ちます。

  • ステップ1 投資信託、ETFを攻略せよ!
  • ステップ2 米国株式厳選銘柄への長期投資を攻略せよ!(オプション)
  • ステップ3 どう受け取る? 出口戦略を攻略せよ!

まずは、個別株より比較的リスクが低い投資信託やETFからはじめます。

銘柄の選定や運用方法さえ間違えなければ、投資信託やETFだけでもかなり有利な長期投資が可能です。

実際のやり方に興味がある方は、是非以下の記事をご覧ください。

▼少額でもはじめられる! 初心者におすすめの3ステップ投資法

日本では、投資やトレードはおおむね怖いものと考えられています。 また、実際に失敗している人も多いのが実情です。 です...

投資は自己責任。
リスク管理を徹底して楽しみましょう。