LINE証券、手数料無料は本当にお得? スプレッド型ビジネスモデルとは?

最近、お手軽な株式投資としてLINE証券が注目されています。

結論から言うと、僕はLINE証券はおすすめしません。

理由は二つ。

  1. LINE証券のビジネスモデルは顧客と企業の利益が相反する
  2. 既存のネット証券でも、米国株なら世界クラスの株式が1株単位で普通に売買できる

それでは、順番に解説して行きましょう。

LINE証券のビジネスモデルは顧客と企業の利益が相反する

LINE証券での株式売買は、一般の証券会社での取引とは異なります。

あなたが株式を売買した場合、その取引は株式市場には流れません。

あなたの取引相手はLINE証券です。

これをOCT(Over The Counter)取引と呼び、日本語では相対(あいたい)取引と言います。

これ自体は、ミニ株など単位株に満たない株式を扱うサービスとしては当たり前のことです。

単位株に満たない取引は市場に流せませんからね。

こういうサービスの特徴は、あまり少額で取引すると最低手数料にひっかかって割高になったり、買う時は手数料が安いけど売る時に手数料が高いなど、手数料で儲ける仕組みを持っている事です。

しかし、LINE証券は違います。

手数料はゼロ。

では、何で儲けるのでしょうか?

その答えがスプレッドです。

スプレッドとは、企業側から見て、売る時は市場価格よりも高く売り、買う時は市場価格よりも安く買う仕組みです。

つまり、あなたはスプレッド分必ず損をします。

これは、FXなどでは良くある課金方式ですが、通常スプレッドの大きさを一応公表しています。

一応と書いたのは、状況によりスプレッドの大きさが変動する場合があるからです。

ところが、LINE証券のスプレッドの大きさは、明確に示されていません。

LINE証券のスプレッドの説明をみてみましょう。

スプレッドの大きさはどこにも明記されていません。

逆に固定されていないと明言されています。

つまり、スプレッドの設定値は完全にLINE証券の裁量にまかされます。

ここまでに書いたことをもう一度まとめてみましょう。

  1. 顧客とLINE証券との間の売買取引
  2. 手数料はゼロ
  3. スプレッドを自由に設定できる

1番目の条件でLINE証券の利益=顧客の損失であることがわかります。

2番目の条件でLINE証券は手数料ビジネスではないことがわかります。

3番目の条件で、LINE証券は利益調整にのためのスプレッド操作が可能であることがわかります。

つまり、顧客の損失が企業の利益であり、その利益を制御するための設定値を操作する権利を企業自体が持っているということです。

なので、試しにやりたいと言う程度の方は敢えて止めませんが、ガッツリ利益を出したい方にはおすすめしません。


既存のネット証券でも、米国株なら世界クラスの株式が1株単位で普通に売買できる

1株単位で買えると言っていますが、そもそも米国株なら一株単位で売買可能です。

しかも、最低手数料はゼロ。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

▼米国株式、ETFの最低取引手数料無料化で、積立、分散、配当再投資の進化と落とし穴

米国株式、ETFの革命的な最低手数料無料化で、米国株式、ETFでの少額投資が可能となりました。 具体的には、2019年7月22...

また、その場合のおすすめ証券会社はSBI証券です。

その理由についても過去の記事をご覧ください。

▼米国株が買える証券会社主要5社を比較! 長期投資へのおすすめは?

2019年7月15日現在、日本で米国株を扱う主要ネット証券は5社あります。 このうち、長期投資におすすめの証券会社はSBI証券...

しかし、「いきなり米国株にチャレンジするのはちょっと…」と言う方もいるでしょう。

そういう方にピッタリな投資法があります。


初心者でもラクラク! 3ステップ投資法とは?

米国株にチャレンジするのに躊躇する初心者にもピッタリな投資法である3ステップ投資法は、以下の3つのステップから成り立ちます。

  • ステップ1 投資信託、ETFを攻略せよ!
  • ステップ2 米国株式厳選銘柄への長期投資を攻略せよ!(オプション)
  • ステップ3 どう受け取る? 出口戦略を攻略せよ!

まずは、個別株より比較的リスクが低い投資信託やETFからはじめます。

銘柄の選定や運用方法さえ間違えなければ、投資信託やETFだけでもかなり有利な長期投資が可能です。

実際のやり方に興味がある方は、是非以下の記事をご覧ください。

▼少額でもはじめられる! 初心者におすすめの3ステップ投資法

日本では、投資やトレードはおおむね怖いものと考えられています。 また、実際に失敗している人も多いのが実情です。 です...

投資は自己責任。

リスク管理を徹底して楽しみましょう。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする