【米国株】当ブログ長期投資おすすめ銘柄7選【2020年版】

当ブログで実際にポートフォリオに採用している、長期投資向け米国株個別銘柄ランキングの最新情報を【2020年版】として発表します。

1年半かけて100社以上の企業分析と実践を通してたどり着いた銘柄なので、日本のサラリーマンが長期投資として採用する銘柄としては永久保存版としておすすめなのですが、実は2020年1月に当ブログは個別銘柄投資からレバレッジ型バランスファンド投資に移行しました。

詳細は以下の記事をご覧ください。

▼【米国株式長期投資】当ブログは個別銘柄の長期投資から撤退し、レバレッジ型バランスファンドに移行します(2020年1月6日)

トップ画像にも示した通り、米国株個別銘柄のパフォーマンスがレバレッジ型バランスファンドに負けました。 うすうす感じてはいました...

要は、【適切に設計された】レバレッジ型バランスファンドのパフォーマンスが、計算上も実績上も個別銘柄を上回ることが判明したためです。

とは言え、既に書いた通り、これから解説する7つの米国株式の個別銘柄は、日本のサラリーマンが長期投資用に選択する銘柄として最強であるとの考えは変わりません。

実際、銘柄間の感度が違うため、「今回はこの銘柄がお買い得だから買う」と言う醍醐味が個別株にはあります。

最適なポートフォリオを維持するためには、自分自身でそれなりに勉強する必要がありますが、これらの銘柄なら比率を維持するように追加購入するだけでもそこそこの運用ができるはずです。

また、以下の3点を念頭にして評価しているため、必ずしも現在のパフォーマンスが高い銘柄が含まれている訳ではなく、米国在住でなければ経営状況が肌で感じられない銘柄や専門職でないとブランド力が肌で感じられない銘柄は対象外となります。

  • 短期保有ではなく10年から数十年の保有を前提とした評価
  • 世間から「今が買い!」思われていない銘柄
  • 日本のサラリーマンの立場でブランド力が肌で感じられる銘柄選定

是非とも、みなさんの長期投資の銘柄選定にお役立てください。

また、選定基準が厳しいため、7銘柄のみとなっています。

大抵の方が思いつく銘柄は、理由があって選定から外しています。

なぜ外しているのかについて、質問があればなんらかの形で回答することも可能です。

今後も追加していく可能性はありますが、銘柄分析には数ヶ月から1年程度のリサーチと試行期間を設けるため、レバレッジ型バランスファンドに移行した現在、その可能性は薄いです。

尚、すべてのおすすめ銘柄は、バフェット流銘柄選択をベースに、日本人サラリーマン向けに修正した手法で分析しました。

具体的な分析方法については、以下の記事をご覧ください。

▼バフェットの銘柄選び実践のポイントを日本のサラリーマン視点で徹底解説

ウォーレン・バフェットの銘柄選びについてはさまざまな情報が書籍やネット上にありますが、あなたは自信を持って実践できていますか? ...

それでは、ランキングを発表します。

  1. コカコーラ(KO:NYSE)
  2. P&G(PG:NYSE)
  3. マコーミック(MKC:NYSE)
  4. マクドナルド(MCD:NYSE)
  5. ジョンソン&ジョンソン(JNJ:NYSE)
  6. マイクロソフト(MSFT:NASDAQ)
  7. アップル(AAPL:NASDAQ)

それでは、それぞれの銘柄についてコメントしていきましょう。

また、この記事の最後に、具体的な投資方法について簡単なアドバイスを書きました。

米国株おすすめ銘柄【第1位】コカコーラ(KO:NYSE)

シロップや原液を売るだけの低コストビジネスモデル。

しかも、強力なブランドを世界レベルで確立しています。

小売店の立場としては、コカコーラと契約するだけで500種以上の豊富な飲料ブランドが扱えるのは大きな魅力でしょう。

世界中に展開しているレストランや飲料を販売するレジャー施設が大量の飲料を仕入れる場合にも都合が良い。

今となっては、こける方が難しい企業と言えるでしょう。

創業は1892年。

120年を越える経営環境を生き抜いてきた企業です。

具体的な分析内容は以下の記事をご覧ください。

▼【米国株】長期投資おすすめ銘柄【KO】コカコーラは世界のブランド化に成功した原液だけを売る超低コストビジネスモデルだ【たぬき先生のバフェット流銘柄分析】

当記事では、僕のおすすめ銘柄を紹介します。 今回の対象銘柄はコカコーラ。 銘柄分析にあたっては、バフェット流銘柄選択をベ...

以上、第1位のコメントでした。


米国株おすすめ銘柄【第2位】P&G(PG:NYSE)

家庭用洗剤、パーソナルケア用品で世界に展開しているのがP&Gです。

具他的なブランドをいくつか挙げると、パンパース、マックスファクター、SK-Ⅱ、ヴィダルサスーン、パンテーン、アリエール、ボールド、ジョイ、ファブリーズ、ジレット、ブラウン、ヴィックスなど。

これらに共通するのはすべて消耗品ビジネスなんですよ。

つまり、ブランドを確立すれば、そのブランドを支持するお客様が定期的に購入してくれることが約束されているってことです。

これなら、食いっぱぐれはありませんね。

創業は1837年。

180年を越える経営環境を生き抜いてきた企業です。

具体的な分析内容は以下の記事をご覧ください。

▼【米国株】長期投資おすすめ銘柄【PG】P&Gは生活に欠かせない50を超える家庭向けブランドで世界に君臨する【たぬき先生のバフェット流銘柄分析】

当記事では、僕のおすすめ銘柄を紹介します。 今回の対象銘柄はP&G。 銘柄分析にあたっては、バフェット流銘柄選択...

以上、第2位のコメントでした。


米国株おすすめ銘柄【第3位】マコーミック(MKC:NYSE)

日本の場合、スパイスの分野はハウスとS&Bの寡占市場なため、マコーミックは地味に見えます。

しかしながら、ハウスとS&Bの寡占は日本固有の事情で、マコーミックは日本の一般消費者市場でシェアを拡大することに費用対効果を見出さないと言う経営判断に過ぎません。

また、その日本市場でもマコーミックは一定の存在感を示しています。

一方で、世界的なスナックや飲食企業が安定的に一定品質のスパイスを調達するためにはマコーミックは強力な選択肢となります。

地味であるが故に、株価も無駄に高騰することが無いため、比較的リスクが低く、配当再投資の効率も良い。

長期投資にはピッタリの銘柄です。

創業は1889年。

130年を越える経営環境を生き抜いてきた企業です。

具体的な分析内容は以下の記事をご覧ください。

▼【米国株】長期投資おすすめ銘柄【MKC】マコーミックは世界一のシェアを誇るスパイスメーカー【たぬき先生のバフェット流銘柄分析】

当記事では、僕のおすすめ銘柄を紹介します。 今回の対象銘柄はマコーミック。 銘柄分析にあたっては、バフェット流銘柄選択を...

以上、第3位のコメントでした。


米国株おすすめ銘柄【第4位】マクドナルド(MCD:NYSE)

知名度も売り上げもダントツのファストフードチェーンです。

店舗数では抜いた企業もありますが、売上は圧倒的にナンバー1であり、重要なのは売上です。

マクドナルドを第1~3位ではなく、第4位としたのは、店舗ビジネスであることが理由です。

それにより、設備費や接客要員のトレーニングなど、製造/販売ビジネスより必要なコストが増え、撤退にもお金がかかるからです。

創業は1940年。

約80年の経営環境を生き抜いてきた企業です。

具体的な分析内容は以下の記事をご覧ください。

▼【米国株】長期投資おすすめ銘柄【MCD】マクドナルドは世界最大のファストフードチェーン店【たぬき先生のバフェット流銘柄分析】

当記事では、僕のおすすめ銘柄を紹介します。 今回の対象銘柄はマクドナルド。 銘柄分析にあたっては、バフェット流銘柄選択を...

以上、第4位のコメントでした。


米国株おすすめ銘柄【第5位】ジョンソン&ジョンソン(JNJ:NYSE)

総合ヘルスケア業界の老舗で、医薬品、医療機器、一般消費者向けの3つのヘルスケア分野で事業を展開しています。

医薬品に関しては、世界シェア10位以内の売上を誇り、また、医療機器に関しては、縫合糸等の外科関連の手術器具などを主力に世界トップレベルの売上シェアを維持しており、医療機関に対するブランド力は高いです。

一方で、一般消費者向けのブランド力も高く、バンドエイドやリステリンを始め、多くの製品ラインを保持していますね。

それでも、第5位どまりとした理由は、売上の8割以上を占める、医薬品と医療機器の情報が日本人サラリーマンの立場だと入手しにくいことです。

一般消費向けブランドとしてかなりの知名度を持っているので、何かあれば日本でも報道されるでしょうが、このあたりの評価は素人には難しい可能性があります。

何かあって株価が下落した時に、あわてて狼狽売りをしない強いメンタルと高度な情報の判断力が求められる銘柄です。

創業は1885年。

130年を越える経営環境を生き抜いてきた企業です。

具体的な分析内容は以下の記事をご覧ください。

▼【米国株】長期投資おすすめ銘柄【JNJ】ジョンソン&ジョンソンは総合ヘルスケア業界の巨人【たぬき先生のバフェット流銘柄分析】

当記事では、僕のおすすめ銘柄を紹介します。 今回の対象銘柄はマクドナルド。 銘柄分析にあたっては、バフェット流銘柄選択を...

以上、第5位のコメントでした。


米国株おすすめ銘柄【第6位】マイクロソフト(MSFT:NASDAQ)

個人向け及びビジネス向けのOS「Windows」、事務ソフト「Microsoft Office」の販売をライセンス化を強化し続け、絶大な消費者独占力を持つ企業です。

また、クラウドサービスの「Office(オフィス)365」と「Azure(アジュール)」を合わせたシェアは2018年の売上ベースで業界トップ。

Skype、Linkedin、GitHubの買収を通じSNSの分野へも進出し相乗効果を狙っています。

現時点では、負ける要素が見当たりません。

しかしながら、上位ランキングの企業に比べて歴史が浅いため、世代を超えた実績の評価は下げざるを得ません。

創業は1975年。

創業後、約45年の、まだ若い企業です。

具体的な分析内容は以下の記事をご覧ください。

▼【米国株】長期投資おすすめ銘柄【MSFT】マイクロソフトはブランド戦略×ライセンスモデルで低コスト&高収益構造を実現【たぬき先生のバフェット流銘柄分析】

当記事では、僕のおすすめ銘柄を紹介します。 今回の対象銘柄はマイクロソフト。 銘柄分析にあたっては、バフェット流銘柄選択...

以上、第6位のコメントでした。


米国株おすすめ銘柄【第7位】アップル(AAPL:NASDAQ)

iPhone、Mac、Apple Watch、iPadなど、根強い人気を持つブランドを持ち、それらを通したコンテンツビジネスも展開しています。

その上、iPhone、Mac、iPadなどでは、一定数のコアなファン層を持ち続けており、高い市場価格を維持し続けていますね。

それにも関わらず、第7位にとどまったのは、技術革新が早い高度な技術を使用した電子機器を使用した製品の生産に携わることで、それに見合った研究開発や生産ラインの維持コストが宿命づけられるからです。

また、短期~中期的には、米中経済戦争に端を発する製造拠点の移転と言う問題が存在します。

現時点殿パフォーマンスは極めて良いですが、それらを意識して保有することが求められる銘柄です。

また、マイクロソフト同様、まだ歴史が浅い企業であると言う理由もあります。

創業は1976年。

創業後、約45年の、まだ若い企業です。

具体的な分析内容は以下の記事をご覧ください。

▼【米国株】長期投資おすすめ銘柄【AAPL】アップルは電子機器の個人向け高価格帯ブランド戦略の絶対勝者【たぬき先生のバフェット流銘柄分析】

当記事では、僕のおすすめ銘柄を紹介します。 今回の対象銘柄はアップル。 銘柄分析にあたっては、バフェット流銘柄選択をベー...

以上、第7位のコメントでした。


具体的な投資方法

このようなランキングを作りましたが、ランキング上位銘柄の一点買いはおすすめしません。

当ブログでおすすめする投資信託でリスク分散をした上で、当ランキングでご紹介した銘柄を購入すると良いでしょう。

具体的な投資方法は以下の記事で説明しています。

▼少額でもはじめられる! 初心者におすすめの3ステップ投資法

日本では、投資やトレードはおおむね怖いものと考えられています。 また、実際に失敗している人も多いのが実情です。 です...

また、できることなら以上の7銘柄でポートフォリオを組む事をおすすめします。

当ブログでも、投資信託とこれらの銘柄でポートフォリオを組んで公表していますので、良かったらご参考にして下さい。

▼長期投資運用実績

https://kantan-beikokukabu.com/category/jisseki-long-term

投資は自己責任。

リスク管理を徹底して楽しみましょう。