新NISA創設でNISA制度は長期投資に使えなくなる ~たぬき先生とうさぴょんの楽々投資教室~

2024年にNISA制度が刷新されますが、新NISA制度は長期投資に使いにくい制度になってしまいました。

これについて、たぬき先生はうさぴょんに講義をはじめます。

新NISAでは長期投資のリスクは投資期間が長いほど低くなることが考慮されていない

うさぴょん
うさぴょん
2024年に刷新する新NISA制度が発表されたみたいなんだけど、これってどうなんだぴょん?
たぬき先生
たぬき先生
長期投資につかう仕組みとしては、厳し過ぎる。
つみたてNISAをそのまま使った方が良いね。
うさぴょん
うさぴょん
それは何故なんだぴょん?
たぬき先生
たぬき先生
現行NISAの5年間と言う期間が、そのまま継承されてしまったのが原因だね。
そもそも、長期投資で有効な株式の分散投資では、投資期間が20年を超えると今までの統計からはリスクがほぼゼロになる。
これが、5年だと、一時的に暴落したタイミングで課税口座に振り替えられて、取得価額が暴落時の価格と見なされて損する可能性がある。
それに、長期投資にとって、最初の5年よりその後の期間の方が利益が出るから効果がメチャクチャ低くなる。
これは、現行NISAでも散々指摘された欠点だけどね。
うさぴょん
うさぴょん
でも、5年たったらロールオーバーとかで引き継ぐことができないのかぴょん?
たぬき先生
たぬき先生
恐らく、それは今まで通りできると思うけど、そうしたらその年は新たに積立てられなくなるよ。
うさぴょん
うさぴょん
ああ、なるほど。
八方ふさがりなんだぴょん。



つみたてNISAを使えるのは2042年までで、それ以降は新NISAに統合される

たぬき先生
たぬき先生
そんなわけで、長期投資てNISAを活用するならつみたてNISAの方が圧倒的に有利なんだが、新NISAへの将来的な統合で2042年までしか使えない。
とは言え、まだ20年以上先の話だからそのまま使い続けても良いんじゃないかな?
僕自身はコロコロ変わる制度に依存したくないので、まったく使っていないけどね。
うさぴょん
うさぴょん
NISA制度で長期投資に使えるのは、つみたてNISAだけなのかぴょん?
たぬき先生
たぬき先生
残念ながら、その通り。
現行NISAの良いところは短期投資で自由に使えるところなんだけど、そこに規制をかけた上に長期投資には合わない仕組みなんで使い勝手がとても悪い。
本気で長期投資を促したいのであれば、つみたてNISAを存続させる方向が一番良いのだけどね。
うさぴょん
うさぴょん
う~ん、本当に残念だぴょん。

投資は自己責任。

リスク管理を徹底して楽しみましょう。



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