当記事では、僕のおすすめ銘柄を紹介します。
今回の対象銘柄はアップル。
銘柄分析にあたっては、バフェット流銘柄選択をベースに、日本人サラリーマン向けに修正した手法で分析します。。
具体的な分析方法については、以下の記事をご覧ください。
▼バフェットの銘柄選び実践のポイントを日本のサラリーマン視点で徹底解説
まずは、オープニングトークからはじめます。
オープニングトーク


でも、スマホのシェアはAndroidに苦戦しているんだぴょん。

でも、売上ベースでは常にトップの座をたもっている。
海外では日本以上にAndroid端末が安いから、iPhoneはエリートビジネスマン向けの高級端末と言う意味合いがより強い。
まあ、買ってる本人はエリートなんざ思っていない事が多々あるけどね。
いつも言うことだけど、台数とか店舗数じゃなく、まずは売上を見るのが大切。
一に売上、二に粗利益だよ。
それがベースにあって、はじめて台数や店舗を広げる市場シェア戦略が活きてくるってわけだ。
企業概要
アップルの企業情報をヤフーファイナンスから引用しましょう。
アップルは米国のIT機器大手。
メディアデバイス、PC、スマートフォン、タブレット端末などのデザイン・製造・販売に従事し、主要製品は「Mac」、「iPhone」、「iPad」、「iPod」、「Apple Watch」、「Apple TV」などの消費者製品で、「iOS」や「iCloud」、「ApplePay」なども展開する。
デジタルコンテンツやアプリも販売する。
なんか、紋切型の説明ですね。
まあ、この説明よりは読者の方が良く理解していると思います。
基本的に、安売りはせず、機能よりコンセプトやユーザの体験を前面に出し、コアなユーザ層を持つメーカーです。
iPhoneを発表してからは、マルチメディア展開によるユーザ体験の創造を前面に出していますね。
ビジネスモデル
ビジネスモデルを永続的競争優位性と低コスト構造の2点から分析します。
永続的競争優位性
iPhone、Mac、Apple Watch、iPadなど、根強い人気を持つブランドを持ち、それらを通したコンテンツビジネスも展開している。
iPhone、Mac、iPadなどでは、一定数のコアなファン層を持ち続けており、高い市場価格を維持し続けている。
これらを源泉として、アップル社は永続的競争優位性を持つと判断します。
低コスト構造
年間、約百億ドルを研究開発費に計上しているが、純利益が四百億ドル以上、粗利益に至っては二千億ドルを超えており、大きな負担ではない。
財務分析
財務分析では、ビジネス分析が財務に反映されている裏付けをするために分析します。
したがって、基準値を下回る場合もまれにありますが、継続性が見られない場合や、業態による特性等に起因する場合は、許容する場合があります。
主な項目としては、粗利益率、研究開発費、純利益率、長期借入金などを見ます。
営業キャッシュフローを見る方も多く、僕自身も参考値としては常に見ていますが、多くの場合純利益の方がシビアにチェックできます。
以下、2019年9月29日づけの決算にもとづいて記述します。
粗利益率(基準値:40%以上)
37.82%
基準値よりやや低い値ですが、業種的に直接原価が高い傾向があるので、良しとします。
研究開発費(なし。又は利益を圧迫しない)
粗利益の6分の1以下で、純利益の約3分の1以下であり、利益を圧迫するレベルではないと判断します。
問題ありません。
純利益率(基準値:12%以上)
21.24%
問題ありません。
長期借入金/純利益倍率(5倍以下)
1.66倍
問題ありません。
経年分析
経年分析は、ビジネスモデルが有効に機能している事をチェックするために実施します。
しかしながら、現実の経済や経営は教科書とは違うので、教科書通りに成長しているってことはあまりありません。
なので、この分析では大局を見る姿勢が必要になります。
EPSが継続的に成長していること
アップルのEPSの推移を以下に示します。
▼アップルのEPS推移
- 2009年9月末 $1.30
- 2010年9月末 $2.16
- 2011年9月末 $3.95
- 2012年9月末 $6.31
- 2013年9月末 $5.68
- 2014年9月末 $6.45
- 2015年9月末 $9.22
- 2016年9月末 $8.31
- 2017年9月末 $9.21
- 2018年9月末 $11.87
- 2019年9月末 $8.82
多少のブレはありますが、着実にEPSを増やしています。
合格と判定します。
ROEの10年間の平均値が12%以上であること
2010年から2019年までの平均値は38.28%です。
問題ありません。
日本人投資家が米国株に長期投資するための条件
日本人が、米国株に投資する時のウィークポイントは、米国現地の状況を肌で感じる事ができないことです。
そのため、日本人投資家が米国株に長期投資するための条件を2つ作りました。
1つ目の条件が、日本にも進出していてブランド力が実感できることです。
それも、専門家ではなく、一般のサラリーマンが実感できること。
2つ目の条件は、その企業の対象市場が多国籍に分散している事です。
米国国内市場だけを対象にしている企業であれば、米国国内の売れ行きを肌で感じられない日本人は確実に出遅れてしまうからです。
日本でブランド力の盛衰が実感できるか?
日本の一般消費者向け市場で、アップルはブランドを確立しています。
iPhoneに関しては、むしろ日本の方がシェアが高いくらいです。
問題ありません。
市場が多国籍に分散しているか?
南北アメリカ、ヨーロッパ、インド、中東、中国、台湾、香港、日本、オーストラリア、アジア太平洋地域などグローバルな市場に展開しています。
問題ありません。
エンディングトーク



金持ちしか買えない高級機だったんだよね。


それに画像をマウスでクリックして操作するのも、元祖はマッキントッシュなんだ。
Windowsが出た時は「パクリやん!」って思ったものだよ。

そんな事とはしらなかったぴょん。

投資は自己責任。
リスク管理を徹底して楽しみましょう。